こんにちは、カワグチです。
29歳の時に美容師からWeb制作会社へ転職しました。
今では株式会社を経営するまでになりました。
本記事の内容
未経験から転職する方法を、現役の立場から無駄なく簡潔に解説していきます。
結論から言うと、習うより慣れろです。
次の3点を抑えてください。
順番に見ていきます。
まず、未経験者は勉強を「独学」か「スクール」かどちらか選びましょう。
選ぶ基準は以下です。
独学
メリット :お金がかからない。
デメリット:転職まで時間がかかる。
スクール
メリット :お金がかかる。
デメリット:転職まで時間がかからない。
要は、ソシャゲの課金と一緒です。
時間を買うということですね。
お金に余裕があるならスクールに通って近道をしましょう。
独学は無課金でコツコツなので遠回りです。
転職するまでに、必要なスキルは以下のとおり。
Webデザイン
未経験者は「余白」と「画像やテキストの大きさと配置」のバランスを勉強しましょう。
プロはここを見てきます。
これらを勉強をするには、電通などが入っていそうな大手企業のサイトを見て目を養いましょう。例えば自動車メーカーの「HONDA」とかですね。クオリティの高い制作会社が複数担当しているので間違いないです。
これが出来てないと「まだ素人だな」と思われますので気をつけましょう。
HTML/CSS/javascript
マークアップが出来ると導線が見えてくるので、ユーザビリティを意識したデザインが出来るようになります。
また、javascriptは人気で需要もあり高単価ですので、今のうちから勉強しておいて損は無いです。
javascriptに関しては、下記の記事でも詳しく解説しています。
資格は必要ない
Webクリエイター能力検定などの民間資格は、お金を出してまで取る必要はないです。
僕はこの業界に15年程いますが、周りでそういった資格を持っている人は見かけたことがありません。
なので必要無し。
何度も言いますが「習うより慣れろ」なので、
ツールも必要最低限以外は、働きながら覚えましょう。
覚えるべきツールはこちら。
adobe Photoshop
言わずとしれた、世界最高峰の写真編集とグラフィックデザインソフトウェアです。
Illustratorよりも圧倒的に出番が多いので、扱い方をよく勉強しておきましょう。
adobe XD
ユーザー操作性をデザイン、プロトタイプ化、共有するためのプラットフォームです。ワイヤフレーム、ビジュアルデザイン、インタラクションデザイン、プロトタイプ化、プレビュー、共有間の切り替えが簡単な、オールインワンの強力なツールです。(公式サイトより)
要点を大きく分けると、
ができるソフトウェアです。
デザインカンプを作成しながらワイヤーフレームを作って、遷移まで共有できる最強ツールです。
Atom
GitHubが開発したオープンソースのテキストエディタです。
無料なのに高性能で、Markdown形式での文書作成も難なくこなせます。
「パッケージ」と呼ばれる拡張機能を追加して、さらに高機能にできます。
重要なので何度も言います。
必要なスキルやツールを整理し優先順位を付けて勉強しましょう。
働きながらやれることは後回しにして覚えましょう。
転職に関しては、下記の記事でも詳しく解説しています。
余裕があるときにでも目を通しておくといいと思います。
需要のあるWebデザイナーとは?将来性・年収・今後必要なスキルを解説します
未経験者がWeb制作会社へ転職する時に最も重要なのはポートフォリオです。
そのため「Bootstrap」を使用して「WordPress」のオリジナルテーマを作成しましょう。
今までの経験上、未経験者の作品作りにはこのブログサイトが最強です。
ちなみに、このサイトもWordPressのオリジナルテーマで作ってます。
理由は以下のとおりです。
WordPressの大きな特徴は、世界・日本ともにシェアNo1で、世界中のWebサイトのうち30%程度がWordPressで作られていると言われています。
しかし、オリジナルテーマで実装してる人は意外と少ないので、チャレンジしてアピールしましょう。
オリジナルテーマで作成すると以下のスキルを習得することになります。
WordPressは「HTML」や「CSS」という言語をもとにして作られています。さらにページにさまざまな機能や動きを加えるためには、「PHP」や「JavaScript」といったプログラミング言語が使われます。
未経験者の中ではダントツで高評価を得られるでしょう。
WordPress
WordPressは、
WordPressの利用言語:PHP
WordPressの利用データベース:MySQL
で構成されていてオープンソースです。
シェアが大きいので関連書籍や解説サイトが充実していますし、今後も進化を続けるのでWordPressでWebサイト作成のスキルを磨いていきましょう。
Bootstrap
Bootstrap は、スマートフォンなどのモバイル端末にも対応し、レスポンシブデザインを採用した HTML, CSS, JavaScript フレームワークです。
レスポンシブデザインとは、スマートフォン、タブレット、デスクトップなどの画面の広さに応じて、横並びを縦並びにしたり、狭い画面ではサイドバーを表示しないなどを自動的に調整し、同じデザインで異なる大きさの画面に対応するためのデザイン技術です。
また、デザイン性に優れたコンポーネントが多数用意されていて、全てクラスで指定できます。
レスポンシブデザインは現在主流なので、抑えておきましょう。
将来的に個人でやれるスキルも身につきます。
ブログメディア運営
WordPressの最大の特徴は「ブログサイト」です。
「Google Analytics」や「Search Console」を使って自分のブログを効果測定して、問題点を分析しましょう。
戦略策定から運用、PDCAを繰り返すことによって、SEOやマーケティング知識が高まります。
アフィリエイトで副業もできるようになるので一石二鳥ですね。
BtoBやBtoCからの受注案件
前述したとおり、
世の中のWebサイトのうち3割り近くがWordPressで作られていて、
WordPressベースでホームページ制作する会社やマーケティング会社も多く存在します。
サイト制作の経験やメディアマーケティングでの実績があれば、SNSから案件を受注することができるようになります。
転職してみたら思うようにいかないケースもあります。
・Webデザイナー志望なのにコミュ力が高いという理由だけでディレクターにさせられた。
・会社でパソコンを用意されず自分のパソコンを持ってきてと言われた。
など未経験入社なため、文句も言えず我慢している人も多いようです。
しかし不安を抱えながら一大決心をして転職してきたのですから、会社選びも妥協しないよう気を付けていきましょう。
アダルト系サイト制作会社
アダルト系制作会社は未経験者でも採用されやすいです。
起業がアダルト系を実績として認めない風潮があるので、今後の実績としてポートフォリオにも載せれなくやり手がいないからです。
十分実績が積めるまでは控えた方が無難です。
面接に関しては、下記の記事でも詳しく解説しています。
転職面接は「フィーリング」と「タイミング」です【秘訣は無いです】
というわけで、今回は以上です。
今の時代の「未経験者独学実績最強説」でした。